宮本謹製渾圓飽滿鐵砲口銀壺,喜歡那渾圓飽滿的線條與略帶粉紫的釉色。
明治13年創業の歴史と
宮内庁御用達の格調を誇る専門店
東京・銀座に店舗を構える、日本における銀製品のオーソリティー「宮本商行」は、2015年に創業から135周年を迎える老舗中の老舗だ。扱うアイテムはスプーン、フォーク、ナイフなどのカトラリーをはじめ、グラス、茶器、銚子といったキッチンアイテム、さらにはファッションアイテムまで網羅し、“銀”という高級素材の製品を求める層から絶大な支持を得ている。1899年(明治32年)には皇室・各宮家、宮内庁、外務省などからの用命を賜り、宮内庁御用達の銀製品ブランドとして信頼されてきた歴史を持つ。同社のアイテムに一貫して流れるのは、そんな長い歴史に裏打ちされた“クラシック”の感覚。100年を超えて、宮内庁をはじめとする高いレベルを求める顧客に愛されてきたゆえの、格調の高さを感じさせる。
伝統工芸「東京銀器」の技で
代々受け継いでいける銀製品を
日本では加工の容易な銀の特性を生かし、武具や仏具、装身具などが江戸時代より盛んに作られてきた。それらの技術は伝統工芸「東京銀器」として現代に受け継がれている。「宮本商行」の銀製品を作り出すのも、そのような職人の手によるもの。同社代表取締役社長・福田裕規氏は「銀は素材の付加価値の高さに加えて、皇室・宮内庁でも使われてきたという高級感・安心感がある。手作りなので磨き直しや修理も可能、メンテナンスをして代々受け継いでいく方も。お孫さんの誕生日に毎年カトラリーをプレゼントしている方もいらっしゃいますよ」その魅力を説明する。いつの時代も貴金属として重宝され、世代を超えて愛用できる、職人が生み出す工芸品。それが「宮本商行」の銀製品といえよう。